取引先の現場に人を送る会社へ
請負・受託業の現場教育を、動画でシンプルに。
CLONEを運営しているAI CLONE(大城翔也)は、ホテルの客室清掃を専門に請け負う合同会社RELAIRの代表でもあります。取引先の施設ごとにマニュアルを分け、役職で公開範囲を絞りながら、全業務を動画マニュアルにしています。
このページは、CLONEを作った会社自身の運用記録です。
CLONEを運営しているAI CLONE(大城翔也)は、ホテルの客室清掃を専門に請け負う合同会社RELAIRの代表でもあります。複数の宿泊施設を取引先として持ち、そこへ入る清掃スタッフの教育に、CLONEを毎日使っています。このページに書くのは、実際の運用の記録です。
取引先の施設名は書きません。掲載している画面は実際に使っている組織のもので、氏名と拠点名だけを公開用のダミーに置き換えています。マニュアル名・工程数・言語の設定は、実際の値です。
ラミネートした紙は、置いてあるだけになる。
それまでの教え方は、口頭と、紙をラミネートして現場に置く方法でした。紙は濡れても破れないので、水を使う現場には向いています。ただ、置いてあることと、見られていることは別です。手順の順番を思い出す助けにはなりますが、動きそのものは伝わりません。ベッドの角の処理も、アメニティの向きも、紙の上では一行で済んでしまいます。
作業の手順は、文章にすると長く、見せると一瞬です。口で説明すれば数分かかり、それでも人によって仕上がりが変わります。
もう一つ、教える相手の母語が一つではありません。日本語で書いた手順書を渡しても、読める人と読めない人がいます。通訳を毎回立てるほどの規模ではなく、かといって渡したままにすれば仕上がりに差が出ます。
CLONEの動画マニュアルは、この2つを同時に解くために作りました。撮る、工程に分ける、言語ごとに出す。特定の業種向けに設計したのではなく、自分たちの業務で必要だったものが、そのまま製品になっています。
拠点で分け、工程で分ける。
CLONEでは、入っている施設を「拠点」として登録し、マニュアルのカテゴリを拠点ごとに分けています。同じ客室清掃でも、建物が違えばリネンの置き場所も動線も変わります。全施設を1本のマニュアルにまとめると、どの取引先の話なのかが分からなくなります。拠点でカテゴリを切れば、スタッフは自分が入る施設の分だけを見ることになります。
マニュアルは、たとえば「メイド全工程」と「2or3時間業務工程(チェッカー業務込み)」です。前者は20工程、後者は24工程に分かれています。工程はアップロードした動画からAIが切り出したもので、内容を確認したうえで公開しています。
工程で分かれていることは、後から効いてきます。手順が1つ変わったときに直すのは、マニュアル全体ではなく工程1件です。

動画にしなかった業務は、いまのところありません。
動画にしていない業務は、現時点でありません。すべての業務を動画マニュアルにしています。
それができたのは、公開範囲を指定できるからです。CLONEのマニュアルは、どの拠点の、どの役職に見せるかを1本ずつ指定できます。役職はオーナー・管理者・マネージャー・トレーナー・スタッフ・協力会社(管理者)・協力会社(スタッフ)の7区分です。
たとえば鍵の受け渡し、セキュリティ設備の操作、取引先の顧客情報に関わる手順。これらは現場に入る全員が見るものではありません。役職を持つ人だけが見られるように指定して、それ以外の手順と同じ場所に置いています。内容はここには書きません。取引先から預かっているものだからです。
見せる相手を選べないと、こうした手順は動画にできません。「これは全員には見せられない」という手順が1つでもあると、そこだけ口頭に戻ります。戻った部分は人によって伝わり方が変わり、記録も残りません。見せる相手を選べるなら、動画にできない理由が一つ消えます。マニュアルを「全員に配るもの」ではなく「相手ごとに出すもの」として扱えるかどうかで、動画にできる業務の範囲が変わります。
動画は、役職ごとに分けて撮っています。誰に見せるものかを決めてから撮るので、見せられないものが入らない状態で撮り終わります。撮影中も写り込みには注意していて、これまで問題になったことはありません。
仮に写り込んだとしても、直すのは工程1件です。マニュアルは工程ごとに分かれているので、その工程だけを撮り直すか、削除できます。全体を撮り直す必要はありません。

5言語を、承認待ちにしない。
マニュアルのカテゴリには、英語・ベトナム語・中国語・ネパール語・インドネシア語の5言語すべてを「自動公開」に設定しています。日本語のマニュアルを更新すると翻訳が作られ、承認待ちで止まらずにスタッフの画面へ出ます。スタッフ側は、画面上部で自分の言語を選ぶだけです。
自動公開にしている理由は、運用が止まらないようにするためです。翻訳を1件ずつ確認する担当を現場に置くことはできません。確認を挟めば、確認する人が休んだ日に更新が止まります。止まったマニュアルは、いずれ誰も見なくなります。

同じ条件の現場かどうか
ここに書いたのは、宿泊施設の客室清掃での運用です。清掃以外の受託業でCLONEを使った実例は、まだありません。
ただ、この使い方が成り立っている条件は、業種の名前ではなく現場の構造の方にあります。次の4つに当てはまる現場であれば、同じ組み立て方ができます。
当てはまるかどうかは、読んでいる方の現場の方が正確に判断できます。
撮る手間はなくならない。
動画マニュアルは、最初に撮る手間を、2人目以降に教える手間と交換する道具です。撮影と確認の手間そのものはなくなりません。一度しか教えない業務なら、口で説明した方が速い場面もあります。
翻訳はAIによる自動翻訳です。専門用語や固有名詞は、公開後に確認することをおすすめしています。これはCLONEの機能ページにも同じことを書いています。
容量にも上限があります。この組織の保存量は、20GBのうち15.84GBです。動画は撮るほど増えるので、古いものを消すか、超過分を払うかの判断はいずれ必要になります。CLONEは20GBを超えた分を1GBあたり月50円で請求します。この金額は料金ページに書いてあるとおりで、現場で見ている画面にも同じ数字が出ます。

活用シーン
請負・受託業の現場でのCLONEの使われ方
拠点ごとにマニュアルを分ける
役職で閲覧を絞る
5言語へ自動で公開する
よくある質問